以下では、著者の生活している中華民国・台湾を、特に台湾の歴史と台湾文学(日本植民地期の日本語文学)に関係した資料から紹介していこうと思います。台湾文学という今では忘れ去られた文学作品から浮かび上がる台湾と日本の姿は、観光で一種の時間旅行であり、
現在の風景からは思いもつかない一コマ一コマです。
異文化に触れるといっても、何か特別な出来事や光景を期待し、それだけを見ようとする必要はありません。
過去の記録からも、毎日出会う光景の中にも、「文化」という背景を感じる感性が21世紀の可能性を開拓するでしょう。
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