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著者について:落合由治。1960年日本国静岡県生まれ。
大学卒業後、県立高等学校国語科教諭を経て、1993年日本国広島大学社会科学研究科修了。(財)仏教伝道協会職員として上京後、1994年9月から中華民国台湾淡江大学日本語文学科で
常勤講師。2003年3月日本国安田女子大学大学院文学研究科から文学博士号を授与
、2009年8月から落合由治(2009)『新聞報道記事のテクスト論─その文章構成と表現技法の質的研究─』至良出版社で教授昇格を認められる。1994年9月から台湾在住。
専門について:学部時代は西洋近代哲学を学ぶ。現象学と実存主義に興味を持ち、カール・ヤスパースの「Kommunication」について卒論を書いた。(しかし、研究の仕方がまったく分からず、素人の域を出
なかった)。しばらく県立高校国語教諭を務めた後、大学院時代に広島大学総合科学部で現代日本語研究を始めた。文章の研究に興味を持ち、修士論文では内田百間の短編小説の構成を捉える試みを行った。(これも、研究の仕方がまったく分からず、失敗の連続だった)。その後、台湾で日本語教育にたずさわるようになり、広島大学総合科学部から安田女子大大学院に移られた永尾章曹先生の下で日本語の文章構成に基づく日本語作文教育をテーマに博士論文の研究を行った。(博士号はいただいたが、研究上の仕事は駆け出し、今後の成長を期したい)。研究テーマは、日本語の文章構成の研究およびその日本語教育への応用。
研究課題について:私見では、20世紀の言語学での大きなエポックと言えば、前半ではソシュールの一般言語学の提起、後半では文章あるいはテクスト研究の提唱だと言える。日本では時枝誠記が初めて明示した文章研究は、その後、様々な試みを経て、現在まで続いている。一方、欧米で始まったディスコース・テクスト研究も観点は異なるが、事象としては同じ対象を問題にしてきた。今、行っている仕事は、そうした流れを踏まえながら、文章の基本的構成を明らかにし、それを日本語教育へと接続する試みである。まずは典型的な小説に代表されるような文章を中心に、そこから論説的文章に発展していく文章の構成をたどりながら、各種の基本的文章構成を明らかにしていきたいと考えている。
この4年ほどは、マス・メディアの構成している各種のテクスト(新聞、テレビドラマ、広告)を対象の表現構成を文章論表現論的方法で捉え、その表現機能と読者・視聴者との関係を考察している。
入会中の学会・勉強会:①台湾日本語教育学会 ②台湾日本語文学会(2005.01∼2006.12 理事長特別助理 ホームページ作製
2007.01∼2008.12 理事 海外・ホームページ担当 2009.01∼2010.12 副理事長)③淡江大學「若葉の会」④史料典籍研讀計畫(2005.03∼2007.02 東呉大學
)
(日本関係:日本語教育学会 日本語学会 表現学会
比較文化学会 発表に行く機会がないので今のところ会費を払っているだけです)
著者の研究業績:著者の今まで発表した専門に関する論文や研究発表です。
引用など適正な利用は自由になさっていただいてけっこうですが、いずれも雑誌や学会に発表したもので、雑誌の発行者にも著作権があります。無断転載などはなさらないようにお願いします。
(現在、台湾国内での研究発表環境が厳しく、一部の研究者により他の研究者に対する妨害や誹謗中傷が露骨に行なわれている状況のため、研究成果をネットで公表することが当分できなくなりました。ご了承ください。)
A.雑誌論文
1.落合由治,1996年12月,直説法による会話授業の効果と問題-初級段階での効果的授業のために-(付属資料),第二届第四次論文発表会論文集,P.283-298,中華民国日語教育学会
2.落合由治,1998年12月,接続詞の用法記述に関する一考察―「そして」と「それから」を中心に―淡江外語論叢創刊号,P.104-123,淡江大学外国語文学院
3.落合由治,1999年3月,事件の話しをする文章の書き起こしと展開について―日本語教育における作文指導の基礎理論を求めて―,淡江日本論叢第八輯,P.185-207,淡江大学日本研究所日本語文学系
4.落合由治,1999年12月,事件の話をする文章の基本的構造について―日本語教育における作文指導の枠組みを作るために―,台湾日本語教育論文集第三集,P.201-221,中華民国日語教育学会
5.落合由治,2001年6月,文章構成と文型との接点について─「∼ている」の文型で始まる作品を中心に─,淡江日本論叢第十輯,P.289-304,淡江大学日本研究所日本語文学系
6.落合由治,2001年12月,小説作品冒頭の構成について─表現のまとまりの単位を巡って─,淡江外語論叢第二期,P.105-126,淡江大学外国語文学院
7.落合由治,2002年3月,小説作品の基本的文章構成について─時の経過による展開を中心に─,表現研究75号,P.8-16,表現学会
8・落合由治,2002年5月,井原西鶴『武道伝來記』の冒頭形式について─,近代小説の文章構成への連続と変化─,淡江日本論叢第十一輯,P65-85,淡江大学外国語文学院
9・落合由治,2002年6月,日本語作文教育のための文章モデル確定について―志賀直哉の小説の冒頭構成から―,安田女子大学大学院紀要第7集,P91-109,安田女子大学大学院文学研究科
10・落合由治,2002年6月,「∼ことにする」の文章中での用法について─日本語教育での基本文型の用法記述を目指して─,比較文化研究No.57,P17-31,日本比較文化学会
11.落合由治、2004年12月、由基本結構往進階結構探索日文文章的基本結構(文章の基本的構成について─基本的構成から次の段階の構成へ─),台灣日本語文學報19号,P195-220,台灣日本語文學會
12.落合由治,2005年5月,ストーリーの変容―その要約、縮約および集約─,淡江外語論叢5,P177-198,淡江大學外國語文學院
13.落合由治,2005年12月,学習者中心の日本語教育法を求めて─言語の運用・場面・習得過程の視点から─,淡江外語論叢6,P259-292,淡江大學外國語文學院
14.落合由治、2006年6月、メディア利用による日本語会話授業の探究─情報とメディアのリテラシー教育の視点から─、淡江外語論叢7、P69-106、淡江大學外國語文學院
15.落合由治、2006年12月、会話場面における発端と決着─「話しかけにくさ」を越える発話モデルつくりのために─、淡江外語論叢8、299-332、淡江大學外國語文學院
16.落合由治、2007年12月、新聞の報道記事のレトリック分析─『朝日新聞』と『読売新聞』の一面記事から─、淡江外語論叢10、P81-106、淡江大學外國語文學院
17.
落合由治、2008年6月、新聞報道記事の見出しの表現的特徴─「客観性」に対するレトリック分析の観点から─、台湾日本語文学報23、P87-112、台湾日本語文学会
18.
落合由治、2008年7月、「客観報道」の技法への一考察─新聞の報道記事の文章構成をめぐって─、比較文化研究81、P1-15、比較文化学会
19.
落合由治、2008年7月、21世紀の日本の家族関係─2000年以降のドラマシナリオから浮かぶ家族像とその未来─、東亞世界中日本政治社會的特徴、P551-597、中央研究院
20.
落合由治、2008年11月、『読売新聞』報道記事の見出しの表現分析─『毎日』『朝日』両紙との表現技法に関する比較─、日本文化研究28、P91-112、東アジア日本学会
21.
落合由治、2008年12月、新聞報道記事の「客観性」におけるジャンル特性─「社会的出来事」のテクストへの反映の視点から─、台湾日本語文學報24、P179-204、台灣日本語文學會
22.
落合由治、2008年11月、日本語教材としての新聞報道記事の表現技法─見出しにおける「引用」「意見」「レトリック」の問題点─、比較文化研究84、P13-31、比較文化学会
23.落合由治、2008年12月、日本語能力測定テストで求められる読解ストラテジー─「96何度第二外語日語考科試題研発計画」の結果から─、淡江外語論叢12、P105-133、淡江大學外國語文學院
24.落合由治、2009年12月、アンチ・ポライトネスのディスコース─談話ストラテジー研究の多元化・多様化に向けて─、比較文化研究89、P15-24、比較文化学会
25.落合由治、2009年12月、新聞紙面のビジュアル要素のテクスト分析─第1面の「伝達様式(モード)」と構成要素の布置から─、台湾日本語文学報26、P137-161
B.研討会論文
1.落合由治,1995年12月,日本語学習に関する意識調査-授業受容に影響を与える要因をめぐって-(付属資料1・2・3),国際化時代的日語教育,P.156-176,中華民国日語教育学会
2.落合由治,2000年3月,日本語教育としての作文指導への一視点―文章的観点からの指導法を目指して―,淡江大学日本語教育研究集会,P.137-158,淡江大学日文系
3.落合由治,2000年12月,小説作品の日本語作文教育への応用について―冒頭部から展開部への構成を基にして―,東呉大学新世紀之日語教學研究国際會議論文集,P.265-283,東呉大学日文系
4.落合由治,2001年8月,インターネット時代の日本語文学研究─電子テキスト利の制約と課題─,亞洲中的日本日本中的亞洲國際學術會議論文集,P.379-398,淡江大学日本研究所日文系
5.落合由治,2003年4月,日本語作文教育課程再編成への一つの提案─文章構成の実態調査の結果から─,東呉大学日語教學研究国際會議論文集,P435-472,東呉大学日文系
6.落合由治,2003年11月,日本の近現代における言語思想の循環的変遷─研究方法を巡って─,淡江大学国際會議,淡江大学日文系(口頭発表)
7.落合由治,2004年12月,由基本結構往進階結構探索日文文章的基本結構(文章の基本的構成について─基本的構成から次の段階の構成へ─),台灣日本語文學會2004年度日本語文學術研討會,台灣日本語文學會
8.落合由治,2005年4月,長編小説の構成─ストーリーとプロットの言語形式上の基礎─,2005年日語教學國際会議論文集,東呉大學日本語文學系
9.
落合由治、2005年11月,インターネットによる日本語会話能力向上への探究,2005淡江姉妹校外国語教育国際学術研究会,淡江大學外國語文學院
10.落合由治、2006年12月、会話場面における発端と決着─「話しかけにくさ」を越える発話モデルづくりのために─、2006年「日語教育與日本文化研究」國際學術研討會、政治大學日本語文學系
11.落合由治、2007年3月15、16日、21世紀の日本の家族関係─2000年以降のドラマシナリオから浮かぶ家族像とその未来─、東亞世界中日本社会的特徴國際研討會、中央研究院、人文社會科學研究中心亞太區域研究專題中心
12.落合由治、2007年4月28日、「客観報道」の技法・小考─新聞の報道記事の文章構成をめぐって─、2007年日語教學國際會議、東呉大學日本語文學系
13.落合由治、2007年11月3日、新聞の報道記事のレトリック分析─『朝日新聞』と『読売新聞』の一面記事から─、2007年台大日本語創新國際學術研討會論文集、台灣大學文學院日本語文學系
14.落合由治、2008年4月、読解問題の解答ストラテジーの考察「95年度第二外語日語考科試題研発計画」の結果から─、台灣日語教育學會2008年度日語教學實踐報告集、P41-52、台灣日語教育學會
15.落合由治、2008年5月、『朝日新聞』の報道記事の見出しの構成─「客観性」に関するレトリック分析から─、東アジア日本学会春季国際学術大会、P148-159、韓國・東アジア日本学会
16.落合由治、2008年7月、「客観性」に関する生教材の問題点とその克服─新聞報道記事に関するレトリック分析から─、日本語教育學世界大會2008ICJLE2008予稿集3、P236、日本国・日本語教育學會
17.落合由治、2008年12月、新聞報道記事のコミュニケーション特性─文型表現における客觀志向と主観志向─、2008年台灣日語教育研究與實踐的現況曁展望國際學術研討會、P53-60、台灣日語教育學會
18.落合由治、2009年7月、マイナスをどう伝えるか─日本語教育の談話ストラテジー研究の多様化のために─、世界日本語教育大会2009、オーストラリア日本学会・日本日本語教育学会
19.落合由治、2009年9月、夏目漱石『坊つちやん』のストーリー構成─語りにおけるメタ・テクストとテクストとの交響、2009年日本近代文學・語學・文化國際學術研討會、P103-110、淡江大學日文系・和洋女子大學
20.落合由治、2009年11月、ビジュアル要素の機能から見た新聞記事のテクスト─日本語教育への応用を視野に─、二○○九年日語教學國際會議、東呉大學日本語文學系、P97-112
21.落合由治、2009年11月、現代日本における世代論の伝承・断絶・再生─1990年代から2000年代にかけての「団塊の世代」を巡る言説から─、2009文化における歴史─伝承・断絶・再生─国際シンポジウム論文集、輔仁大學日本語學科、P306-327
22.落合由治、2009年12月、『台湾日日新報』の新聞広告に関する予備的考察─ジャンルの年次的変化をたどって─、2009年度「台湾日本語教育研究」国際学術シンポジウム-日本語教育のジャンルのひろがりを求めて-、台灣日語教育學會
C.專書:
1.落合由治,2007年10月,
結合西洋篇章理論之日本語文章結構基礎研究,(日本語の文章構成に関する基礎的研究―テクスト論と結合して―),至良出版社
2.趙順文、頼錦雀、蕭次融、林文賢、篠原信行、王淑琴、廬錦姫、落合由治、2008年5月、九十六年度第二外語日語考科試題研發計畫、大学考試中心
3.落合由治,2009年5月,
新聞報道記事のテクスト論─その文章構成と表現技法の質的研究─,至良出版社
D.其他
D-1研究發表
1.落合由治,2003年3月,文章の基本的構成についての研究─文章構成の解明から日本語作文教育の枠組み作りへ─,日本国安田女子大学大学院文学研究科博士課程博士論文,日本国安田女子大学大学院文学研究科博士課程
2.落合由治,2003年6月,認知論的立場からの言語研究の課題,淡江大学日文系學術下午茶,淡江大学日文系(口頭発表)
3. 落合由治2004年12月、由基本結構往進階結構探索日文文章的基本結構(文章の基本的構成について─基本的構成から次の段階の構成へ─)、2004台灣日本語文學術研討會、台灣日本語文學會
4.落合由治2005年3月,ストーリーの変容,台灣日本語文學會196例會,台灣日本語文學會
5.落合由治
2005年4月、長編小説の構成─ストーリーとプロットの言語形式上の基礎─、2005年日語教學國際会議、東呉大學日本語文學系
6.落合由治2005年6月、言語研究の最新の動向から見た效率的な日本語学習、效率語言學研討會、開南管理學院應用日語學系
7.落合由治2005年11月、インターネットによる日本語会話能力向上への探究、2005淡江姉妹校外国語教育国際学術研究会、淡江大學外國語文學院
8.落合由治2006年2月,
「事実から意見を述べる」作文指導の多様化のために─文章研究を生かした指導─、台灣日本語文學會第207例會、台灣日本語文學會
9.落合由治2006年3月、「小説の空間表現」第十二次若葉の会、淡江大學日文系
10.
落合由治2005年度日本領台時期台日作家名著研讀會研讀成果東呉大學
第二次研讀會「佐藤春夫:日章旗の元に」
第六次研讀會山部歌津子「蕃人ライサ」
11.2006年度日本領台時期台日作家名著研讀會研讀成果
2007年1月西川滿「台湾縱貫鉄道」
12.
落合由治、2007年12月、「作品」という「現実」─佐藤春夫「日章旗の下に」をめぐるノート─、淡江日本論叢16、P111-134、淡江大學日文系
13.落合由治、2008年2月16日、新聞報道記事の見出しの構成、台湾日本語文學會第231回例會
D-2パネル發表:
1.落合由治、2009年6月、多民族多文化多言語社会としての台湾─日本語を巡るその文化の夛重的柔軟性─、第31回日本比較文化学会全国大会シンポジウム「非都市の文化」、日本比較文化学会、『比較文化研究89』P11-14
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